Vol.197 断熱シンポジウム「ひと部屋・エリア断熱・フル断熱」
一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会(通称:JERCO)の主催で10月22日に断熱シンポジウム「ひと部屋断熱・エリア断熱・フル断熱」が山形鶴岡で開催されました。
「ひと部屋断熱」は世界保健機構WHOが18℃以下に健康障害が起こることを警鐘ならしていることを受けて一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議および日本医師会と組んで「ひと部屋」だけでも断熱化して救済することが意義あることを北海道礼文島などで実証をおこなっています。健康障害を防ぐシェルターみたいな位置付けになります。
「つながリノベ🄬エリア断熱」は国土交通省の補助事業でもあり、1階または居住スペースのエリアを断熱化することに取り組んでいます。高齢者に対してエリアを絞っておこなうことができますので、経済的負担が少なくて健康的な生活を確保できるようになります。
「フル断熱」は家全体の性能向上リノベーションをおこない長期優良住宅化する取り組みです。カーボンニュートラル社会を実現するためには、ストック住宅の25%をZEH化しなければなりません。JERCO断熱三兄弟による熱い断熱議論が交わされました。