Vol.220 台風25号相次ぐ土砂崩れ、湿った土砂は1㎥約2トン
先月に引き続きまたしても台風25号の豪雨による被害が多発した。先月の豪雨で保湿しているところに豪雨が降り注ぎ、土砂の強度が低下して千葉県と神奈川県の傾斜地で土砂崩れが多発したと考えられる。湿った土砂には1㎥で約2トンの重量があり、一般住宅にこの土砂が1~2mの高さで側面衝突したら全壊してしまう。傾斜地下側の住宅では、このリスクを抱えていることを常日頃から認識しておかなければならない。
国土交通省の土砂災害防止法に基づく急傾斜地の警戒区域指定では、一般的に(1)傾斜度が 30°以上(2)斜面の高さが 5m以上(3)崩壊した場合に人家や公共施設へ被害が及ぶおそれがある、この条件が目安になっています。今回土砂崩れが起きたところでも土砂災害特別警戒区域に指定されていたところがあります。擁壁の要望をあげていても対策がなされなかった箇所もあります。横浜市では防災対策工事助成制度に加えて減災対策工事助成制度も用意されています。また既に擁壁があるのであれば、健全な状態か確認が必要である。

