Vol.195 国土交通省 耐震改修補助金上乗せ、耐震化を促進!
今年1月に発生した能登地震によって4,012戸全倒壊するという事態になった。これは耐震改修の遅れによって家屋倒壊が拡大したことになる。能登地震被害調査によると2000年基準の耐震化された住宅においては倒壊が免れており、耐震化されていない住宅が倒壊している。特に地方においては高齢化などにより耐震化が遅れている傾向にあり、高齢化率が50%前後だった石川県輪島市の耐震化率は46%と低い状態にあった。東南海地震や首都圏直下地震が懸念される中、国土交通省は耐震化を加速させるために来年度より補助額を最大50万円前後上乗せすることになった。
また、国土交通省住宅局では8月に耐震化のさらなる促進と減災化に向けて『木造住宅の安全確保方策マニュアル』を策定した。この中では耐震化の促進と地震リスクを低減する方策が記載されており、倒壊から命を守るためには防災ベッドや耐震シェルターなども視野に入れた取り組みが紹介されている。リノベ実践塾では既存住宅の耐震リスクを削減する取り組みをおこなっています。オブザーバー参加で体験することも可能です。