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目視録通信

Vol.188 能登半島地震の震度7…早い復興をお祈りしています

元旦に発生した能登半島地震でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。一日でも早い復興を願っています。

16時10分ごろ発生したマグニチュード7.6、最大深度7の地震は、非常に浅い震度で起こり、阪神・淡路大震災に匹敵する規模であり、活断層が150kmずれ動き、約4m隆起の地盤変動があり、液状化被害も多く、津波発生も早かったです。輪島や珠洲の人口密度が50人/㎢だったことからも阪神・淡路大震災規模だったことが類推できます。今回の断層は、政府の地震調査研究推進本部による活断層長期評価で警鐘されているものではありませんでした。地震大国の日本では、どこでも起こり得ることと思った方が良いと思います。

また、歴史を振り返ると第二次世界大戦の戦中および戦後で大きな地震がありました。戦時中報道規制のため関東大震災に較べて知らない方が多いですが、昭和18年鳥取地震、昭和19年東南海地震、昭和20年三河地震、昭和21年南海地震、昭和23年福井地震と死者行方不明者1,000人以上の犠牲者をだしたものが立て続けに起きています。北陸と東南海の因果関係があるかわかりませんが、南海トラフでM8~M9クラスの地震が30年以内に発生する確率は70~80%となっています。自分ごとと考えて備えたいものです。