地震に負けない家を作る!耐震リフォームの秘訣とは?
今回は、「耐震リフォームの実践的な知識」についてご紹介します。
先日の能登半島地震では、
277棟の住宅が全壊し、113棟が半壊や一部破損を受けました。
さらに、石川県七尾市などあわせて5つの市や町では、
地震で被災した4067棟の建物のうち、
1342棟に倒壊のおそれがあると判定されています。
(参考:能登半島地震【被害速報 8日】石川県で168人死亡 安否不明者323人 重軽傷者は少なくとも565人(14時) | NHK | 令和6年能登半島地震 )
これらの数字は、
私たちリフォーム業界にとって重要な意味をもちます。
なぜなら、これらの被災住宅の多くが”既存の建物”であり、
耐震性の向上を必要としているからです。
このような状況は、リフォーム業界にとって、
耐震改修の需要が高まっていることを示しており、
業界全体にとって重要なチャンスとなります。
今回の地震の教訓を活かし、
より安全で信頼性の高い住宅リフォームを提供することが、
私たちの責任であり使命です。
この高まる需要に応えるため、
以下では耐震性に優れた住宅の施工方法に焦点を当てます。
◆なぜ、木造住宅の1階部分が崩壊?
2016年の熊本地震では、
木造住宅の1階部分の崩壊が目立ちました。
これは、どうしてでしょうか?
建築に携わっているみなさんなら、
すでにご存じかもしれません。
答えは、
壁量計算のみに基づいて設計された住宅が
多かったからです。
壁量計算で設計した住宅は、
2階は子供部屋や寝室などの小部屋が多く、
1階に比べて2階の壁量が多くなります。
壁量計算では、
1階と2階の壁量が満たされていれば、
よしとする設計方法です。
そのため、2階の壁量が過度に多くなることが
考慮されません。
ただ、伝統工法の木造住宅では
壁量計算による設計だけでは不十分です。
木造住宅の変形性能を考慮した
限界耐力計算に基づく設計が必要です。
実際に、喜多ハウジングの能登支店は
限界耐力計算に基づいて補強した古民家を事務所にしています。
今回の地震では、構造上の被害を受けませんでした。(写真右)
一方、隣にあった同じぐらいの年数の古民家は、
全倒壊の被害を受けてしまいました。(写真左)
このことからも、
木造住宅のリフォームでは限界耐力計算に基づく設計が
重要だとおわかりいただけると思います。
リノベ実践塾では、
木造住宅の耐震リフォーム手法を学ぶことができます。
また、限界耐力計算のサポートも
個別に行っています。
◆お客様の心をつかむ「耐震デモンストレーション」
耐震の技術を学ぶのと同じくらい重要なのが、
お客様に「耐震リフォームの価値」を
わかりやすく伝えることです。
たとえば、
耐震技術に力を入れている
あるハウスメーカーのホームページ。
阪神淡路大震災の揺れをモデルハウスで再現し、
揺れにびくともしない様子の動画を公開しています。
このようなPR方法は、
視覚的に理解しやすく、感情に訴える効果があります。
さらに、補助金制度の活用は、
お客様が耐震リフォームを行う際の
経済的な負担を減らす手助けとなります。
リノベ実践塾では、
最新の補助金制度に関する情報を提供しています。
◆最後に
リノベ実践塾では、集客、商談、施工の各面でサポートを提供し、
地震に強い住宅の建築をするための方法をお伝えしています。
地震に強い住宅建築を学び、
より安全で価値あるリフォームを実現しませんか?
※リノベ実践塾では『顧客のためになるリノベを届ける』ことを重視し、
活動を行っています。
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