高齢期の「空き家」「住まい」について考える
私の自宅周辺では春以降
外壁工事や解体・新築工事が立て続けに
行われています。
今年に入ってから数回
業者の方が、ご挨拶にいらっしゃいました。
気候が良いときでも大変でしょうが
暑い時期や、大雨の時などは本当に大変だと思います。
在宅ワークをやっていると
振動や騒音でビックリする事も度々ありますが…
そこは、期間限定なので耐えます(笑)
解体前のお宅は
老夫婦でお住まいになっていたのですが
相続される方も無く
結果、売却されることになりました。
空き家としての期間は殆どなかったのですが
やはり高齢化社会が進むに連れ
継続して住み続けるにも
住まいの環境が十分でなかったり
維持管理の負担など
多くの問題が付いて回ります。
空き家の数は年々積み上がっているそうで
2018年実績では849万戸との事。
1988年の30年前と比較すると倍以上です。
※総務省「住宅土地統計調査」より
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/index.html
また
野村総研の調査では空き家の数が
2033年頃には3戸に1戸とも
予測されているそうです。
下記は2018年 総務省から出された
住宅・土地統計調査からの
全国空き家率ランキングの「最多」と「最少」の5都道府県になります。
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf
空き家率の「最多」
- 山梨県
- 和歌山県
- 長野県
- 徳島県
- 高知県
鹿児島県
空き家率の「最少」
- 埼玉県
- 沖縄県
- 東京都
- 神奈川県
- 愛知県
空き家が増えてしまうのは仕方がないことなのか…
何かしらの対策が打てないものかと
考える方も多いのではないでしょうか。
私も子供の立場として親の住まいや
今後を考えると他人ごとでは無いです。
多くの高齢者の方は
出来るだけ長く住み慣れた自宅から
離れたくないと望む声が聞かれます。
その希望に応えるためにも
私達世代も
住まいの備えについて
考えていく必要があります。
国土交通省では平成31年3月に高齢期を健康で快適に過ごすために
早めに住まいを改修する事のメリットや
改修の際に配慮すべきポイントを取りまとめた
「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を
公表しています。
国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000202.html
人生100年時代と言われていますし
人も家も老いていくのは仕方が無い事ですが
自分に合った住まいの選択を
上手に取り入れる必要があると考えます。
この高齢者住宅課題を解決するため
日本住宅リフォーム産業協会では
『つながリノベ』という新しい仕組みを作りあげました。
11月12日(金)14:00から
住宅金融支援機構とのWebセミナーが開催されますので
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
終活リフォームセミナー 詳細はこちら
人生100年時代に備えて早い段階から情報収集を行い
準備をしていくことが大切ですね。
■性能向上プレミアム住宅「つながリノベ」
https://jerco-premium.com/
■リノベ実践塾
https://renovation-jyuku.com/
■住宅金融支援機構「リ・バース60」
https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/yushihoken_revmo/index.html
耐震改修リフォーム融資【高齢者向け返済特例】
https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/saigai_reformtaishin_karikae_revmo/index.html
以上本日は
高齢期の「空き家」「住まい」について考える
についてお届けしました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。