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スタッフコラム

首都圏からオフィスが無くなる?

こんにちは。
9月になり今年も残すところ、あと3ヶ月となりました。
この時期になると気温は下がり、例年ですと25度前後が平均気温のようですが、
今年は残暑が厳しく中旬以降も暑い日が続き、
まだまだ半袖の出番が多くなりそうな日が続くようです。

水分補給も大事ですが、みなさま塩分補給もお忘れなく!

ちなみに、夏の水分補給は麦茶がおススメとされています。
麦茶はコーヒーや紅茶とは異なり、カフェインが含まれていないため
幅広い世代が安心して飲める飲み物とされています。
他にも夏に嬉しい効果が麦茶にはたくさんあります。

■麦茶がオススメな理由
1.体を冷ましてくれる
麦茶の原料である大麦には体を冷やす効果があります。
2.脱水症状対策になる
汗をかくことによって不足するミネラルを補うことができます。
3.胃腸を保護してくれる
冷たい食べ物や飲み物の摂りすぎで弱った胃腸を保護してくれます。
4. 血圧を下げてくれる
麦茶に含まれるアルキルピラジンという成分が血流促進に効果があると言われています。
以上、余談でした。

本題に移りましょう。
前回のメルマガに引き続き「働き方」について、お伝えしていきます。

既にご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが
先日、人材派遣の大手である「パソナグループ」が
東京にある本社の主要機能を兵庫県の淡路島に移す方針を発表しました。
出典:https://www.sankei.com/west/news/200831/wst2008310027-n1.html

新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が普及したことを受けて
「どこでも仕事ができる」ことを実証するようです。

IT系の企業では、前回のメルマガでお伝えしたような
「ワーケーション」を取り入れる企業も見受けられますが、
パソナのような大手企業が淡路島に本社を移すケースは珍しいとされています。

では、そもそもオフィスを首都圏から移動させるメリットは何でしょうか。
1)オフィスの賃料等のコストを抑えることができる
パソナは淡路島に主要機能を移転しますが、賃料が5分の1程度になるそうです。
賃料の他、移動の際に使用する車の管理維持費なども抑えることができます。

2)BCP対策になる
首都圏に本社機能を集約していた場合、首都圏で震災があった場合
事業の再開までに時間がかかり、最悪の場合事業継続が不可能になる場合もあります。
地方に営業機能を分散させることにより、BCP対策にもなります。

3)地方自治体によって待遇が用意されているところがある
長野県では既存の建物の改修費を最大で100万円補助する
などの助成金制度を用意しています。
出典:https://www.pref.nagano.lg.jp/keieishien/honsya/jyoseikin.html

会社にとってのメリットをご紹介しましたが
働き手にとっても、以下のようなメリットがあります。

1)満員電車のストレスから解放される
毎日通勤で往復計2時間、満員電車に揺られている方は
このストレスから解放されるだけでも嬉しいのではないでしょうか。

2)住み慣れた地元を離れずに働くことができる
介護などを理由に地元を離れることが難しい方もいると思います。
そういった方にとっては地元で働くことができるのは大きなメリットかと思います。

3)家賃を安く抑えることができる
首都圏で働く場合、必然的に自宅も首都圏を選択する必要がありますが、
地方の場合は首都圏に比べ比較的家賃が安く抑えられます。

ここまで、メリットを紹介しましたが、以下のようなデメリットもあります。

1)コミュニケーション不足
これは一つのオフィスに全ての業務を集約する場合は問題になりづらいですが
オフィスによって業務を分散させる場合は、
オフィス間でのコミュニケーション不足が問題となる可能性があります。
ですが、web会議ツールなどの発達によりコミュニケーション不足を解消することは
可能だと思います。

2)採用力の低下
労働市場は首都圏、一極に集中しています。
実際、東京で日本全体の大学生の4割が学び、
就職時には若者の7割が東京に職を求めると言われています。
現状、若者は多様な選択肢がある東京に職を求める傾向があるため、
地方での人材確保が難しいかもしれません。

ここまで、メリット・デメリットそれぞれを挙げました。
私個人的には、オフィスの地方移転はそこまで急速に進まないと考えています。

確かに、一見するとオフィスの地方移転は
企業・働き手の両方にメリットが多くみられますが
実際は現オフィスの原状回復費用や、
新オフィスの内装工事費用、引っ越し費用などが発生します。

また、新型コロナウイルス感染の収束が見えない中では
オフィス移転という「攻めの経営」を選択する企業
も少ないのではないでしょうか。

ここまで、オフィス地方移転のメリットとデメリットをお伝えしました。
お読みいただいた皆様は、オフィス地方移転についてどう思われたでしょうか。

本日もお読みいただき、
ありがとうございました。