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スタッフコラム

ワーケーションは新たな働き方になるのか

こんにちは。
今年も残すところあと3か月あまりとなってしまいましたね。
2020年はまさに「激動」の年ではないのでしょうか?
予定された数々のイベントはキャンセルとなり、
1年中マスクをつけることが当たり前になり、大人数での会食を控える状況になる。
今年の始めには皆さん想像もされていなかったことが当たり前になった2020年です。

特に急務で対応を求められたのが「働き方改革」です。
当社メルマガでも数々の働き方やセミナーを取り扱って参りましたが、
新たな働き方が政府から提唱されました。
それが「ワーケーション」です。

■ワーケーションとは
2020/7/27の観光戦略実行推薦会議で菅官房長官が掲げたのが「ワーケーション」です。
ワーケーションは「work」と「vacatin」を組み合わせた造語です。
観光地やリゾート地で休暇を取りながらテレワークをする働き方です。
雇用主からの承認のもとには必須ですが、政府が打ち出した、Gotoトラベルの次の一手といわれています。

■ワーケーションのメリット
働く場所の制限を設けずに仕事と休暇を平行した行えるテレワークですが、
メリットといわれているのが以下のポイントです。
【社員側】
・リゾート地や観光地で働くことでモチベーションが上がる
・休暇中に業務を滞らないで遂行できる
・一部の時間だけを業務として認めることで休暇取得も推進できる。

【受け入れ側】
・ワーケーションを受け入れる地域の活性化

【企業側】
・今年から始まった年間休5日取得義務化がしやすくなる。
・優秀な人材の確保、定着促進のための手法として有効
・テレワーク推進として有効

実際に「日本テレワーク協会」では地域別のワーケーション情報を記載しています。
観光気分を味わえながらテレワーク環境も備わっている施設を案内していて、
観光地ではワーケーションが1つのビジネスとなるようです。

▼日本テレワーク協会▼
参照元:https://japan-telework.or.jp/tw_about-2/workation/

ワーケーション自体は今年から言われていたものではなく、数年前から取り組んでいる企業もありました。
今年は特にコロナの影響でワーケーションに取り組む動きがみられます。
LIFULLや三菱地所はワーケーション施設を増加させる動きもあるようです。
それぞれの施設で料金設定を行いビジネス展開するようです。

▼LIFULL、ワーケーション施設100カ所に三菱地所は軽井沢に開設
参照元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62975930U0A820C2TJ1000/

一方ワーケーションによるデメリットも懸念されています。

■ワーケーションのデメリット
・導入/運用コストがかかる
・セキュリティへの懸念
・労働時間の管理が厳しくなる
・労働規定の整備が必要になる。
・仕事と休暇の線引きがあいまい
などデメリットも多数挙げられています。

ワーケーションの効果も気になるところ、
実際にNTTデータ経営研究所、JTB、JALらは
ワーケーションの効果検証実験を行ったところ
生産性は20%程度向上したとのことです。

さらに終了後も5日間は効果が持続するといったことを述べています。
また心身のストレス低減も参加前と比べて37%程度の効果があるとのことです。

今後ワーケーションは新たな働き方のスタンダードになっていくのでしょうか?
またワーケーションは新たなビジネスとなるのでしょうか?
2021年以降も私たちの生活、ビジネスは変化を捉え、対応していかなければいけませんね。

以上、本日は

「ワーケーションは新たな働き方になるのか」
お届けしました。

本日もお読みいただき、
ありがとうございました。