株式会社エー・エス・ディ

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スタッフコラム

現場にだってリモートワーク。現場臨場ツールの進化がやばい。

「やっべぇ、現調で計測し忘れた」「ちょっと職人さんから呼び出しくらったんで、現場行ってきまーす」
こんな事は現場管理者や現場スタッフにおけるあるある話だと思います。
でも現場に行かないで、現場確認が出来れば良くない?

ということで「現場に行かずに、現場確認をする」という矛盾した日本語を成立させてくれるのが
遠隔臨場ツールなのです。
工事や点検といったリモートワークと180度かけ離れた業界でも、業務の一部をリモートワーク出来てしまうのだ。

■遠隔臨場とは なんぞや?
ここ数年「遠隔臨場(遠隔臨場)」なる言葉が取りざたされています。これは国交省が推進しているテーマで、
デジタル技術を活用して現場に行かないでも離れた場所から現場へ臨場することを指します。
建築建設業界では少子高齢化による人材不足が顕著なのでデジタル化による働き方改革を進める動きを積極的に
進めているのです。

とくに「現地確認」「検査」「立会」といったアナログ的な行為をデジタルに置き換える事が
積極的に議論されております。これがいわゆるアナログ規制です。

当社はずっと得意としていたフィールドワーク支援に拍車を掛けるべく、遠隔臨場ツールのソリューションも取り扱いを、冷やし中華ばりに、はじめました。
個人的には、何かを始めるのに大仰な装置を取り入れてスタートを切るのはナンセンスだと思っていますので
“今すぐ始められる”“スマホで出来る”という点にポイントを置きました。
そこでご案内できるソリューションが二つあります。

■アプリ不要で遠隔臨場
遠隔臨場システム“ビジュアルトーク”は事務所のPCと現場のスマホを繋ぐだけで、現場が見えます。しかも接続する時にアプリが不要だというのがミソです。ITリテラシーの低い職人さんとも簡単に繋がります。接続してしまえばスマホのカメラと直ぐに同機され映像と音声で現場を確認。必要であれば現場画像に書き込みをしたり、チャットを送るなど、きちんと指示が残ります。また現場とのやり取りを録画して記録として共有する事も可能なので一石三鳥位の優れものです。

■空間スキャンで事後計測
「まずはお持ちのiPhone Proをご用意ください」と言っている時点で前段の“今すぐ始められる”を裏切るようですが
「安心して下さい端末の貸出しもやっている」ようですよ。
遠隔臨場システム“Scanat”はiPhone Pro、iPad Proに搭載されているLiDARを活用した空間スキャンです。こちらはアプリが必要ですがアプリさえ入れてしまえば現場での測定、データ記録、スキャンを一人で手軽に行えます。現場のスキャンデータを作成できれば後から正確な計測を行ったり、CAD図面を作成したりという事が可能

ということで「現場に行かずに、現場確認をする」ソリューションをご紹介させて頂きました。
i-Constructionの取組みにおいて“現場リモート化”が目立ってきた今だからこそ
御社でも取り組んでみてはいかがでしょうか?