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目視録通信

Vol.166 アスベスト(石綿)事前調査結果の電子報告が開始!

関東地方では櫻も満開!! 新年度が始まりましたね!

2022年4月から元請け事業者は、石綿含有建材の事前調査をおこない、その結果を電子報告することが義務付けられました。対象となる工事は、2006年(平成18年)9月1日以降の建物における延床面積80平米以上の解体工事、請負金額100万円以上の改修工事や設備工事等です。もう準備できている方が大半かと思いますが…整理してみたいと思います。

アスベスト(石綿)による健康障害は長期に渡って肺を蝕んでいく怖いものである。石綿使用建築物の解体棟数の推移を見ると2030年頃にピークを迎えることが想定されている。石綿曝露の程度によってレベル1からレベル3に分類されるが、一般住宅の場合レベル3のものが多くなっている。住宅では外壁や屋根、石膏ボードやケイ酸カルシウム板、ビニルタイル等に石綿が含有されている可能性がある。これを講習を受けた資格者(建築物石綿含有建材調査者が確認して、疑わしい場合は検体を取って分析調査をおこなわなければならず、事前調査結果は電子報告すると共に工事現場に掲載しなければなりません。現場パトロールは始まっており、不掲載の場合は工事停止、違反の場合は罰則されます。