【事例紹介】人手不足に効く!DXの活用で案件発掘とリモート現場確認
6月8日(土)名古屋にて「第一回消防設備士サミット2024」を開催いたしました。
この催しは業界に特化した展示会や横の交流が少ない
消防設備士様、防災事業者様向けに開かれたイベントです。
当社も消防設備士サミットに出展社として参加しました。
イベント当日は北海道から九州まで日本全国からご来場いただき、大変うれしく思っております。
またご来場頂いた皆様の勉強熱心な姿勢には感服しました。
当社展示ブースにもひっきりなしに人が立ち寄って下さる状況で、イベント全体を通して見ても大変好評だったかと思います。
そこで本日は消防設備業の企業様で当社クラウドサービスが利用されている事例をご紹介させて頂きます。
消防設備業に関連のない方にとっても他業種でのDX事例は大変参考になると思いますので、
是非とも最後までお読みください。
また、ご興味を持って下さった方にはクラウドサービスを
無料でお試し頂けるトライアル環境をご提供します。
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<もくじ>
1.消防設備業界におけるデジタル化の実態
2.消防設備業界における具体的な業務課題
3.人手不足におけるDX成功事例
4.特典!無料トライアルのご案内
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| 消防設備業界におけるデジタル化の実態
消防設備業界に馴染みがない方に向けて、この業界にける課題と背景をご説明します。
消防設備業界においても喫緊の課題は「人手不足」と「デジタル化」です。
先ず「人手不足」についてですが消防設備点検を行う資格者や実務担当者が足りていません。
この点は先日のサミットに起こし頂いた数名の方からもお困りごととして挙がっていました。
若い担い手が中々現れないというのが実態です。
だからこそもう一方の課題である「デジタル化」が求められるのです。
しかしこの業界におけるデジタル化で進んでいるのは行政手続においてです。
申請、届出が多い火災予防分野においてマイナポータル、ぴったりサービスを活用した
電子申請の導入を進める自治体が増えています。
いわば申請業務の効率化であって点検や工事といった現場業務のデジタル化は
置いてきぼりの状態なのです。
行政に対する電子申請については時間の問題で放っておいても全国へ拡大していきます。
しかしこれだけでは消防設備業における本質的な業務のデジタル化とは言えません。
消防設備業における点検や工事といった業務の核となる現場業務をDXしなければ
人手不足問題は解消されないのです。
| 消防設備業界における具体的な業務課題
今回ご紹介する事例はオフィスビル、マンション、施設などにある消防設備機器の点検や工事業務で
当社のクラウドサービスを活用していらっしゃる企業様の事例です。
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<DX前の課題>
1.現場情報が整理できず膨大な事務処理時間の捻出
2.属人化された現場業務、経験者による現地確認
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この企業様の消防設備士は一日3~5現場を巡回して点検記録や点検写真を残していきます。
しかし、オフィスビルやマンションだと点検箇所も多く、
点検後に事務所に戻って報告書を作成する場合に同じような設備写真が並んでおり、
写真を整理するのに大変時間を割いていました。
また、事務員さんが報告書作成を代行する場合もあり、
この時は点検員に点検箇所を確認しながらの報告書編集作業を行っていました。
これにより毎月の残業時間がかさみ
10人の現場担当で月間50万円の残業代が発生していました。
さらに、現場の設備士から設備不良における緊急対応や現場から判断を仰ぎたい時に、
電話やチャットだけの情報伝達だけでは中々伝わらず、ベテラン設備士が現地へ赴いて確認するケースも出ていました。
| 人手不足におけるDX成功例
この企業様では当初は現場担当者を採用する案も出たと聞きます。
しかしながら経費が掛かる上に採用する人物が望む働きをするか分からず
不安でした。
そこで当初予定していた採用コストをクラウドサービスの導入費に充てました。
すると当社クラウドサービス導入後、半年で効果が表れ始めました。
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<DX後の効果>
1.残業時間と残業費用が半減
2.無駄な現地確認がなくなり通信交通費を削減
3.点検から工事までの流れが分かる
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当社のクラウドサービス導入後は、消防設備士がクラウドサービスを通して、
図面上に設備箇所を記録として残せるようになりました。
点検箇所や不良個所が写真と図面上の位置が整理できるので、
事務所に戻ってからの整理や報告書作成が楽になりました。
事務員さんが報告書を代行で作成する場合も現場情報が一目で分かるため、
担当設備士に確認しないでも報告書作成が出来るようになり、
結果として事務処理時間として掛かっていた月の残業時間が半分になりました。
また、不具合設備の改善や工事をおこなう場合も
クラウドにアクセスすれば対応履歴が分かり情報の引継ぎが正確かつ円滑にできるようになりました。
さらに、現地確認が必要な場面においても遠隔現場とリアルタイムの情報共有がスムーズにできる仕組みが活用できます。
現場の緊急対応で経験の少ない点検設備士が先輩や上司への判断を仰ぎたい時に、
現場の状況が担当設備士のスマホカメラを通して共有されるので、
ベテラン担当者が現場に行かなくても確認や指示が出せる体制が作れるようになりました。
以上のような点検記録を確実に残しておくことで、
過去の点検内容や工事内容が誰でも分かるようになり、
結果として担当者が変わって簡単に情報の引き継ぎが出来るように変わりました。
人手が不足している状態でも無駄なコストと時間を減らし
最大限のパフォーマンスが発揮できる状態に仕組化されました。
このような仕組化が出来ると利益が出てきます。
翌年より未経験の若手を採用し、クラウドサービスに蓄積されている膨大な実例から教育の素材として活用をし始めました。さらに若手社員が現場で分からないことがあっても即座に先輩社員とクラウド上で接続し、トラブルを解決。
今では現場業務の効率化や可視化ばかりでなく、社員教育にも役立てるようになり
誰が担当しても均一な現場管理や漏れのない確認ができるようになりました。
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